1. 微動
2. 深海
3. 夢想界
4. 波紋
5. 流景
6. 夕霧
7. 微光彩
丸暗記」は脳力の基本パーツ
これまで、「丸暗記」を軽視する風潮が世の中にはびこっていました。ところが、いわゆる「ゆとり教育」の失敗を踏まえ、「丸暗記」の重要性が再評価されつつあります。たとえば近年、IT分野におけるインド出身者の活躍には眼を見張るものがあります。アメリカはもちろん、ヨーロッパや我が国においてもほとんどの一流企業がインド出身のエンジニアや研究者を抱えています。そして彼らの数学的な優秀さの根底に「丸暗記」があることは新聞などのメディアが伝える通りです。例えば彼らは、子供の頃に二桁の掛け算(「九々」)を憶えてしまいます。この時点で、彼らの計算能力は日本人の何十倍にもなっているわけです。これをコンピュータのCPU(中央演算装置)に例えるなら、8bitプロセッサと256bitプロセッサくらいに処理速度が違うわけです。いくら「考え方」や「理解力」「創造性」が大切といっても、そもそも考える速度や理解する速度、新しいことを発想する速度がまるで違っていては勝負になりません。しかも、数学に限らず、語学や自然科学一般においても、基礎的で繰り返し使う概念や能力ほど「丸暗記」するしかないのです。
「丸暗記」は確実にあなたのCPUをグレードアップします。
ひたすら全身で繰り返せ
「丸暗記」にはコツがあります。代表的なものを3点紹介しましょう。
(1) 「雑音(ノイズ)」を徹底的に排除する
眠る前に憶えたことや起きぬけに憶えたことは忘れにくい、というのは事実です。それは、憶えようとする情報に「干渉」する邪魔な情報(雑音:ノイズ)がないからです。余計な情報やまぎらわしい情報、興味や関心を引き付ける情報が記憶に「干渉」するのです。できるだけ、丸暗記以外のことをしてはいけません。「気分転換」などと言って雑誌やTVの情報に触れるのも有害です。常にこのCDを低音量でかけておくことにより、周囲の雑音(ノイズ)をシャットアウトしましょう。
(2) 身体を動かし、5感を活用して記憶を刻みつける
「声」に出して憶える。これは昔から知られている有効な暗記法です。文字に「書く」のも効果的です。同様に、自転車の乗り方や泳ぎ方、ノコギリのひき方やキュウリのきざみ方など、身体で覚えたことは忘れにくいのです。脳は全身の神経や筋肉につながっており、これらを動員して形成された脳内の総合的なパターンはちょっとやそっとでは消えません。暗記内容をヴィジュアルなイメージに結びつけるのも良いでしょうし、身体を動かして身振りやポーズなどと組み合わせるのも賢いやり方です。あなた独自のやり方を工夫してみましょう。
(3) 必要以上に「繰り返す」
火災などの危険な現場では、ベテランの消防士であってもパニックに近い精神状態となるため、覚えていたことを忘れ、頭が真っ白になることがあるのだそうです。これを防ぐために彼らがやっていることのひとつが「過剰学習」です。「完全に憶えた」と思っても、そこで止めずに、さらに練習を繰り返すのです。そうすると、上記のような極限状況で頭が真っ白になっても身体が思い出してくれるのです。これを丸暗記に応用しましょう。一応、憶えたと思ったら、少し時間を置いて、「しつこく」もう一度憶え直すのです。繰り返しは丸暗記の強い味方です。
丸暗記したくなる
この「薬奏CD」には、丸暗記することに自信を持ち、楽しみ、集中するための「サブリミナル暗示(subliminal suggestion)」が満載されています。これらのメッセージは心理的防衛機制の障壁を潜り抜け、潜在意識に直接作用して、丸暗記する際の作業効率を高めるはずです。こうして、いったん丸暗記への積極的な「構え(set)」が出来上がると、後は自然に成功体験がついて来ます。そして、成功を重ねれば重ねるほど丸暗記の力は強化されていきます。脳の中で成功体験の「フィードバック環(feedback loop)」が回転を始め、記憶することへの自信がわいてくるはずです。 「行動なくして結果なし」 あなたも勇気をふるってチャレンジしてください。