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音楽セラピーって効果あるの?

音楽セラピーとは
いま、音楽セラビー(音楽療法)が注目されています。音楽セラピーというのは、音楽によるセラピーのことです。具体的には、音楽の力で人間に本来備わっている力を取り戻そうとすることと言えるでしょう。もともとは海外から入ってきたもので、英語圏では「Music Therapy」と呼ばれています。

音楽セラピーの歴史は古く、ギリシャ、ローマの時代から存在したといわれています。特に活発になったのは、第二次大戦後のアメリカにおいて、戦争から帰ってきた兵隊達の心の治療に用いられたあたりからです。その後、研究が進みベトナム帰還兵らの治療にも大きな効果をあげました。音楽セラピーは、やがて日本にも上陸して発達しました。2001年には、学者、専門家、医師らによる学会が結成され(日本音楽療法学会)、研究者らが個々に行っていた研究成果を発表する場となっています。

学会による音楽療法の定義 「音楽の持つ生理的、心理的、社会的な働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに音楽を意図的、計画的に使用すること。」


効果はあります。しかも、強力な効果です。

音楽には、心と身体を癒す効果があります。それはわざわざ説明されなくても、なんとなく体感されているでしょう。たとえば、なじみの曲をふと耳にして落ち着いたり、好きな曲のフレーズを何気なく口ずさんで元気になったり、好きな歌を大きな声でカラオケで唄えばストレス解消になる。このように誰もが、意識をせずに音楽セラピーの効果を受け入れ、あるいは意識的に音楽セラピーを生活の中に取り入れているのです。

このように音楽セラピーは、「誰もが経験的にやっていること」といえるでしょう。音楽の持っている癒しの力を積極的に活用して、生活の中に意識的に取り入れることで心のバランス、身体のバランス、脳のバランスを整えることができます。

コミュニケーション効果
とくに初対面の人との間ではうまく言葉によるコミュニケーションがとれないことがあります。言葉で表現しあうことができなくても、BGMや音楽を介して、コミュニケーションの糸口がつかめたり、共感したりできます。カラオケ等で一緒に歌ったり演奏したりすれば、より一層強い効果が期待できます。例えば、飲み会の2次会でカラオケにいってから急に仲良くなったりする効果など。後述の高齢者の会話回復の効果なども。

リラックス効果
例えば、緊張の高まる歯医者の待合室でリラックスBGM効果が分かり易いでしょう。今時のたいていの歯医者の待合室ではヒーリングミュージックが流れています。痛みや苦しみに直面して硬直した心と身体を音楽がリラックスさせます。病気の治療やリハビリにも、音楽セラピーを正式に取り入れている病院もあります。その他に、鬱病の治療やうつ状態の解消、神経衰弱状態からの回復などの効果。

エネルギー発散
機能のマヒ、発達障害等が原因で、自分の感情・願望・欲求を表現できない人がいます。これらの人にとって音楽セラピーの効果は高いです。簡単な演奏をしたり、歌ったりしてエネルギーを発散する効果があります。同時に、身体を動かしてコントロールする訓練にもなるので治療の現場で広く採用されています。

潜在能力の発揮・集中力の回復
人の心の中は、自覚できる部分と自覚できない部分があります。言われてみれば当たり前ですが、これを発見市研究したのが精神分析医のフロイトです。フロイトはそれを、「意識」と「無意識」と呼びました。音楽セラピーに使われる曲の多くは、人の心の奥に隠れている「無意識」に作用します。懐かしい曲を聴けば、当時の出来事を思い出したりできます。このようなことは音楽がなければ出来ません。好きな曲を歌ったりするだけで、みるみるやる気がでてきたり、意欲が向上したりします。市販のヒーリングミュージックのCDアルバムには、無意識に積極的に働きかけるサブリミナル効果を使って驚くほどの効果がでるものがあります。ほかには、小川のせせらぎや、雨の音、波の音などの環境音を聞くことで、集中力や記憶力が高まることが確認されています。

[>>] サブリミナル効果

[>>] 環境音・自然音

CDラックの整頓や、mp3ファイルの整理などを通じて、これまで自分が聴いてきた音楽を聞きながら整理するのもオススメです。過去の出来事をリアルに思い出すことができ、自分史の中に現在の自分を落とし込むことで新たな気づきもおこります。